サービス終了のお知らせ

いつもCLIPsをご利用くださいまして、誠にありがとうございます。
このたび、運営会社である「株式会社クリップス」が改革するため、2012年より運営してまいりましたサービス「CLIPs」を、2017年3月31日(金)をもちまして終了することとなりますのでご案内いたします。長年にわたりサービスをご愛用いただきましたお客様に、心より感謝申し上げます。何卒ご理解・ご了承を賜りますようお願い申し上げます。


ClipperFile NO.009

活動名
小野寺 良
職業
カメラマン
生年月日
1970年10月2日
血液型
O型
出身地
神奈川県横浜市

2011年よりプロカメラマンとしてスタート。
人物撮影、中でもファッションを得意とし、銀座のスタジオを中心とし幅広く活躍中。
全身全霊を持って撮影するスタイルには、モデル・アーティストのファンも多く、これからの活躍が益々期待されるカメラマン。

どんなお仕事をなさっていますか?

Webサイトの撮影、一般の方の記念写真、イベントやライブ、アーティストさんのCDジャケット、あとは企業さんの撮影など色々やってます。雑誌の撮影や、建築関係の写真も撮っています。多種多様です。

幅広くご活躍なさっているんですね。メインとしてはどんな仕事を?

メインとしては人物のファッション系を中心にやっています。基本的に、ファッション系の撮影を今後もやっていきたいので。

アーティストさんも関わる分野になりますよね。

そうですね。そうやって行きたいです。

フリーで活動されていますが、活動拠点はありますか?

自宅が事務所を兼ねています。自社スタジオは持っていないんですけど、ここ(インタビュー場所)を1年契約で借りています。ここはいわゆるフォトスタジオではなくて、陶芸家さん、ヘアメイクさん、僕のようなフォトグラファーといった色んなアーティストが集まってシェアして借りてるんです。アトリエ兼スタジオみたいな感じです。僕と同じような立場で、これから頑張って上を目指してる人たちが集まって、共同で使ってます。ここを拠点にしばらく頑張っていくつもりです。

面白いスタジオですね。

そうですね。今後はここでモデルさんの撮影会とかワークショップみたいなものも開いていければと思っています。知り合いのカメラマンさんにも、色々協力をしてもらえないか声をかけているところです。そういう人たちに講師として来てもらって、ワークショップや撮影会を開くといったことも、今年の春くらいからやっていきたいです。

カメラマンはどのくらい続けているんですか?

2011年からプロとして活動しているので、まだ短いですね。実質3年くらいです。

小野寺さんは3年前からプロとして活動されているということですが、プロとアマチュアの違いはどこで線引きしましたか?

「3年前からプロ」っていうのは、お金をいただいて撮影をするようになったというのが一番大きいです。それ以前も、撮影するときの意識としては「自分はプロだ!」と思ってやっていました。お金はいただいていなかったですけど、気持ちとしてはプロになりたかったので。だから実際にお金をいただいて撮影をするようになった2011年からは、区切りとして「プロ」という形で活動しています。

小野寺さんのカメラ経験はどのようなものですか?

カメラ経験は全部独学です。30代後半の時に義理の父がカメラを買ったって自慢してきたんです。それで「いいカメラですね~」なんて話をしてて。次の日休みだったんですけど、「明日これ使っていいぞ、持ってけ!」って言われて(笑)「いや、そんな高いもの壊したら大変ですから」って言ったんですけど…「それでもいいから持ってけ!持ってけ!」って言われて断れなくて。その辺を散歩しながらスナップを始めました。そしたら面白くて、どんどんハマっていって、いつしかプロになりたい気持ちが芽生えたという感じです。

きっかけは義理のお父さん。意外ですね(笑)

カメラマンさんによって色んなきっかけがありますけど、若い時から誰かのお弟子さんになったり、学校に行ったとかいう経験が僕は全くないです。全て独学で、一生懸命勉強して。まだまだ全然足りないながら、一生懸命やってる!という感じです。

30代から始めたということは、カメラ経験がすごく長いというわけではないんですね。

そうですね。30代後半からなので、プロになるまで3年くらいしか経ってないし、トータルでまだ6~7年くらいです。長くやっている方には「お前なんかダメだ」って言われることは多々ありますよ。

独学というのは具体的には?

僕が勉強と思ってやっていたのは、とにかく撮ることです。勉強の仕方って人それぞれ色々あると思うんですけど。写真を見て、「こういう風に撮りたい」「こういうのがいい写真だ」と思ったときに、「これをどうやれば撮れるだろう?」ということを実際に撮って覚えたという感じです。本を読むんじゃなくて。

実践が重要ということですね。

そうですね。撮ってみると、なんで同じようにならないんだろうっていう疑問が出る。じゃあこれが足りない、あれが足りないということが出てくると思います。僕は本当に独学なので、そうやって勉強してきました。もちろん知識も重要だと思います。

体で覚えたという感じですね。

そうなんです。だから逆に、理屈を言われるとあんまりわからなかったりします。専門用語も最初は全然わからなくて…大体「あんな感じ」「こんな感じ」でやってきたので。

かなりの努力家ですね。

どうなんでしょうね…好きこそものの上手なれ、ではないですけど。やっぱり、いい写真をどうしても撮りたかったので、試行錯誤はかなりしました。

写真を好きになる理由として、カメラの面白さなどがあると思いますが、小野寺さんが写真を好きな理由は何かありますか?

自分が撮りたいものを撮る中で、心の中を表現したいっていう気持ちが出てきたんです。最初はプロではなかったので。例えば人それぞれ感情があると思うんですけど、僕の場合は悪い感情、負の感情を写真で表現できないかって思ったのがきっかけでした。かっこつけた言い方ですけど、憎しみだったり悲しみだったり葛藤だったり。今思えば、その頃一番テーマにしていたのは『孤独感』みたいなものでしたね。

感情を表現する方法として、写真に魅力を感じたのですね。商用だけではなくて、作品作りも同時にされているのですか?

一応やっています。まだ計画も立ってないですけど、後々はやっぱり、個展とかそういうものもやってみたいなぁと思っています。ただ、お金がかかることなので…(笑)簡単にはできないですけどね。

今まで写真をやってきた中で、つらかったことはありますか?やめようと思ったこととか…。

やめようと思ったことはないです。ただ、思ったように撮れないという時期はすごくありました。こういう風に撮りたいんだけど、どうしてもそうはいかないっていうときに悩んだことはありますけど、やめようと思ったことは一度もないです。

イメージ通りに撮れないときの解決法は?

それはもう、撮り続けるしかない!と僕は思っているので。まるっきり同じシチュエーションじゃないとしても、チャレンジして、またチャレンジして…っていう風にやっていく。

撮れるまであきらめない。

そうです。それには当然、技術の向上も必要ですし、自分の発想力も必要でしょうし、インスピレーションなんかも、もちろんそうですし。そういったものを全て含めて、また新たに撮るっていう気持ちでやっていました。

ほんとに体で覚える…それが一番身につきますよね。

そうですね、僕、本とか読まないタイプなんで(笑)極論を言えば、やらなきゃ覚えないっていうことだと思います。色んなカメラマンさんがいて、やり方は色々だと思いますけど、僕はそうやって覚えてきました。

絞りを変えたりシャッタースピードを変えたり、体で覚えるんですね。昔のフィルムカメラのようなスタイルを、小野寺さんに感じます。

ありがとうございます。でも、今はなんだかんだ言ってもデジタルですからね。パソコン上でいじるというか、レタッチを入れるのが当たり前の世界です。フィルム時代にやっていた人達とは違うと思います。フィルムでやってた人達って、すごいなって思いますよ。本当に尊敬します。今はパソコンである程度の補正はできてしまって、それがいいことなのか悪いことなのかっていう議論はあると思うんですけど、そういう時代なので。そういうことも含めて、技術はどんどん磨いていかなきゃいけないとは思っていますけどね。

これからの小野寺さんの夢を教えてください。

僕はファッションのカメラマンとしてやっていきたいので、ファッションに特化したモデルさんの写真をドーッと並べて、かっこいいのを作りたいとは思ってます。

その個展ができたとしたら、そのあとにやりたいことはありますか?

海外で認められたら最高だと思っています。あんまり大きいこと言って笑われちゃうといけないんですけど。ただそのために、とにかく今は国内で認められて取り上げてもらえないとどうにもならないので。まず目の前の一歩一歩ですね。例えば、国内で有名な雑誌、有名な企業の広告、有名な俳優さん・モデルさんの撮影をやってみたいです。そういうところからやっていかないといけないと思っています。

小野寺さんの作品はCLIPsの中にもあって、本当にいい写真ばかりなので絶対いけると思います。CLIPsによって小野寺さんの作品がたくさんの人の目に触れるよう、僕たちも頑張ります。

ありがとうございます。よろしくお願いします…あー、緊張した!(笑)

Clipsライター
インタビューを終えて
写真は、カメラだけでなく、からだで撮る―それが小野寺さんのスタイルだと感じました。独学でプロになったほどの、並々ならぬ写真への想い。これからも全身をファインダーにして、小野寺さんにしか撮れない世界を私たちに見せてください!小野寺さん、ありがとうございました。