ClipperFile NO.012

バンド名
ウランバナ(ullamvana)
ジャンル
リコーダーロック
結成
2009年

リーダーの’極実(ダッシュキワミ)が考えるかっこいい音楽を表現するために結成した、リコーダー×ロックバンド。ギタリストのカーメンユースケと一緒に、他にはないオンリーワンの音楽ジャンルを作り出しながら、活動を続けている。

自己紹介をお願いします。

(’極実)ウランバナの’極実(ダッシュキワミ)です。リコーダーとボーカルとピアノ、作詞作曲とリーダーを担当しています。

(カーメンユースケ)ウランバナのギターを担当していますカーメンユースケです。

’極実さんは役割が多いですね。カーメンさんはギター担当だけということでよろしいですか?

(カーメンユースケ)ギターとコーラス、あとは広報・宣伝担当もしています。

(’極実)あと、私はフライヤーやCDジャケのデザインをしたりしていますね。私がレイアウトや使う写真や文字のイメージを伝えて指示を出して、レイアウトは私の友達がしてくれています。

ウランバナのメインの活動はどういったものでしょうか。

(’極実)ライブとレコーディングが主な活動ですね。

リコーダー×ロックバンドって、なかなか聞かないですよね。

(’極実)他にも登場するんじゃないかと定期的に調べているんですが、多分ほかにはないと思います。5年ぐらい現れないので、多分これからも現れないんじゃないかと思います。(笑)

ロックだけじゃなくリコーダーを入れることに、やはりこだわりがあるんですか?

(’極実)カーメンと組み出した当初は、実はまだリコーダーを取り入れたロックをしてはいなかったんです。わたしの中にぼんやりと構想はありましたが・・・リコーダーを飛び道具だけにしたくないというこだわりはあります。いかにロックに溶け込ませるか。

リコーダー×ロックバンドとしては、結成5年になるのですね。その間はお二人で、続けて来られたのですか。

(一同)約5年ですね。

(’極実)なんて言えばいいんだろう?

(カーメンユースケ)メンバーとしては二人なんですけど、あとはサポートメンバーでドラムとベースがいます。

(’極実)ベースのサポートメンバーは二人います。

(カーメンユースケ)レコーディングをやってもらう方とライブに出てもらう方がいます。

現在ライブはどのくらいの頻度で行われていますか。

(’極実)定期的なライブを昨年の12月からやっています。川崎駅前のミューザ川崎シンフォニーホールの近くにゲートプラザ(JR川崎駅からつながるミューザ川崎入口付近の広場)という場所なんですが、ちょっとした広場がありまして、そこで毎週金曜、土曜、日曜にはストリートバンドが演奏をしているので、そのうちのひと枠に月1回のペースで出ています。

(カーメンユースケ)あとは特定のライブハウスでやらせて頂いていて、毎月ではないですけど、2ヶ月に1回くらいで、ある程度定期的にはライブを行っています。

二人が出会ったキッカケを教えてください。

(’極実)インターネット上でメンバー募集をして、私が声をかけて。カーメンユースケはギターでどっかいいバンドがあれば、みたいなのを出していて、私は私以外のメンバーを探していたんで(笑)。プロフィール写真を見て、使っているギターと出身地で決めました。今までの経験から、そのギターと出身地の組み合わせでは悪い人はいない気がしたんで。

カーメンさんはいい人オーラしか出ていないですもんね。

(カーメンユースケ)あははは!(笑)

(’極実)いい人かなぁ~?(笑)いやいや、いい人だと思います。

(カーメンユースケ)(笑)いい人ですよ私は。いい人ですって言う人に、いい人はいない気がするけど。

(’極実)誤解はされるよね。今、笑ってますけど、笑ってないと冷たい人に見られるみたいで、かなり。

(カーメンユースケ)う~ん…。

(’極実)ってすごい納得してるけど!(笑)

ライブ活動の中で、嬉しいことや楽しかった経験はありますか。

(’極実)ライブの面白いところは瞬間的なものなので、ハプニングでも何でも、自分たちが思ってもないことが起きるっていう。それは大体、トラブルなんですけど(笑)。そういう出来事が逆に、ライブに面白い出来事をもたらして、人って逆境に合うとそれを跳ね返そうとする面白い力が働くじゃないですか。ライブは生き物みたいに思って、そういう感覚が好きです!

どんなハプニングがあったんですか?

(’極実)たいしたことではないですけど、音が出ないとか。キーボードスタンドがガタガタと音をたてながら崩れて、その瞬間にキーボードを抱えて演奏するとか。絶対止めないのが鉄則です。どんなことがあっても演奏は絶対止めない!

ハプニングも楽しめていると、辛いことは特にないですか。

(’極実)地味なことが辛いですね。ステージに上がった時には派手なんで、楽しいですけど。こもって作業するときは地味だなぁって思って、つまんないなぁって…、辛いなって思うこともありますね。

曲作りですか?

(’極実)こもるという意味では、曲作りは確かにそうですけど。そこではなく・・・まあ、その・・・集客ですね!集客はいつでも重要な課題です。

集客はSNSなどを使っていると思うんですが、ウランバナならではの何かはありますか?

(’極実)あたり前のことしかやってないね。

(カーメンユースケ)そうですね。他のバンドもやっているようなことをやってると思うんですけど。TwitterやらFacebookやら。

ネットのサービスは片っ端から、活用されているという感じですかね。

(カーメンユースケ)「CLIPs」へ登録する前に、『マイスペース』とかも登録してましたね。音源や画像をアップしたりとか、動画をアップしたりとかですね。色々やってるんですけど、そこはなかなか・・・直接的には集客に繋がらないパターンが多いかも知れないですね。

(’極実)あたり前のように、やらないとね。

(カーメンユースケ)まあ、それはそれでやりつつ。ちょっと前だと『キャンプサイト』っていうインディーズのサイトがあるんですけど、そことコラボじゃないですけど、協力してもらったり。今だとインディーズのサイトからCDも購入できるようにしてもらったりとか、CMみたいなムービーを作ってもらったりとかしてます。

(’極実)それはよかったよね。

それらの広報活動はカーメンさんひとりで、されたのですか。

(カーメンユースケ)主にという感じですね。

(’極実)投げちゃってるって感じです。(笑)細かい作業がね…。嫌だなっていうね。

(カーメンユースケ)ああ…、そうですね。(笑)

今5年目ということですが、これから10年目、15年、20年って続けて行く、夢はどこまでなど、設定はあるんですか。

(’極実)10年続けられるっていうのも夢かも知れないですね。バンドのサイクルは大体2年くらいだと思います。私もずっとそうでしたし、2年くらいすると誰かいなくなるので。そうすると全部空中分解していくのでバンドって。でも、今5年やれているってことは、まずメンバーに恵まれた奇跡だし、10年、15年やれるとしたら、それだけ続けられたらなぁっていうのがひとつの夢ですね。今のメンバーから増えてもいいですし、減るのはちょっと困っちゃいますけど。

(カーメンユースケ)1年なり2年なりで、ある程度目標設定をしていて、集客なら何人とか、いろんな大きな会場やライブハウスへ出て行くとか、この5年間は一応ある程度細かくスケジュールを考えて、やってきたというのはあります。ひとつひとつ達成していくっていう。

(’極実)そうね。

(カーメンユースケ)それで、目標達成して進んでいかないと、多分、1年、2年というのは大体、ライブも一通りやって、レコーディングしてアルバム1枚作ったら、じゃあ終わりかなみたいな。大体そのくらいのスパンかも知れないですね。それで、その先っていうのは考えつつですよね。

次へ次へと1つずつ目標を達成して積み上げていくイメージですかね。

(カーメンユースケ)そうですね。今はそれがうまく続けていける何かしらその、ご褒美じゃないですけど、そういのがあって、何かやったことに対して成果が上がって結果が出るというのがあって。色々なところに掲載されるとか。

(’極実)大きな会場で出たりとかね。

(カーメンユースケ)トーナメントみたいのに出て、決勝あたりまで残ったりとか。そういうことはしてきましたね。

(’極実)その通りです。

5年間続けてこられた、秘訣は何かありますか。

(’極実)感謝しかないですね。(笑)メンバーへの感謝を忘れない。信頼を忘れない。あともうひとつ、自分の中にあったんですけど、ちょっとド忘れしました。(笑)とにかく感謝と信頼は大事ですね。

コミュニケーションは普段から、よく取られてるんですか。

(’極実)すっごい取ります。多分、一般的な彼氏彼女、奥さん旦那さんより多いんじゃないかな?会話の数が。先日メールを整理してたんですけど、凄いスレッドの数だったんです!(笑)カーメンとのやり取りが。(笑)この5年間で、1000とまではいかないけど・・・とにかく凄い数でした(笑)

(カーメンユースケ)今はLINEとかありますけど、以前は電話かメールだったんで。

(’極実)電話は結構、気づくと3時間してるとかもあるし。多分途中で、私がお酒飲みだしたりとかいうのもあって、長くなってるんだと思うんですけど。(笑)

コミュニケーションが曲作りやパフォーマンスに、活きているっていう感じですか。

(’極実)そうですね。あります、あります。そういうの活きてる?

(カーメンユースケ)活きてるんじゃないですかね?それは相談だったりとか、何かしら反省点の洗い出しみたいなところとか。私は大体聞く側ですけど。

(’極実)愚痴を聞いてくれるんですよ。

反省点をすぐ書き出したり、改善しようとしたりするんですか。

(’極実)はい!いつも、ストリートライブをやった後は皆と打ち上げで飲んだりしますけど、結構いつまでもグチグチ言ってます。(笑)皆が反省しない雰囲気だと、反省する雰囲気に持って行ったり。(笑)

どうですか?向き合っていて。

(カーメンユースケ)いいことだとは思いますけど。(笑)

(’極実)まあ別にそんなことばかりじゃないですけど。反省するとこと、全然そうじゃないとこと、反省してるかしょうもない話してるか、どっちかですね。(笑)

(カーメンユースケ)まあ、僕らもいい大人なので、1回、1回大切にしていかないと、みたいなところがあるんですよ。本当にいつ死んでしまうか分からないので。

(’極実)本当に一番最初に会った時から、それを言ってるんです私。「いつ死ぬか分からないから、時間を大切にバンド活動していきたい。」って言ったんです。

ひとつのライブにかけている?

(’極実)それもありますし、レコーディングも全部そうですよ。全部、全部です!

今、CDは何枚出されてるのですか。

(’極実)今私たちで作ったのは、2枚目と3枚目で、ウランバナとしてはまだ3枚しか出せていないんです。今、この次のために10曲くらい録りためているので、分けて出すのか、一緒に出すのか考えているところです。

レコーディングは自分たちでされているのですか?それともどこかへ頼まれるんですか?

(カーメンユースケ)高円寺のスタジオでエンジニアさん付というので、意外と値段も安くやってもらえるところに頼んでいます。そこにずっとお願いしています。

インディーズのレコーディング会社というのは、結構高い会社が多くないですか。

(’極実)そこは大丈夫ですね。それに結構わがままを聞いてもらっています。

(カーメンユースケ)結構こだわりがある方なんで、色々録りなおしたり、足したり、時期が経ってから追加してみたりとか。普通のレコーディングスタジオのパックだと1回きりというか、1回8時間録音して、ミックスもして終了みたいなこともあるので、少しずつ良くしていくことが難しかったりしますよね。

二人で補い合っているいいパートナー関係ができていますね。CDはこれから意欲的に制作していくんですか。

(’極実)そうですね。曲を作ってこそ、バンドですね。ガソリンみたいなもんですかね。

メジャーにデビューする予定など、区切りとして見ているところはありますか。

(’極実)メジャーにデビューできたらいいなって思うのは、自分たちで宣伝活動できることって限られているので、私たち以外のいろんな人たちが動く環境がメジャーなのかなって思ってる。そういう意味では、いいなぁと思います。但しその反面、色々制約もあるんだろうなとも思うので、何とも言えないです。今のようにやれている方が、もしかしたら幸せかも知れないし。

(カーメンユースケ)やりたいようにやれるのが、インディーズの特権みたいなところはありますよね。

(’極実)ただ時間との勝負だね。

(カーメンユースケ)時間の制限がないから、それを自分たちで決めて行かないといけないかな、というところはありますね。

最後に一言ずつ、これからの抱負をお願いします。

(’極実)「長く続けたい。」というのは私の中でひとつあります。あとは、一番最初から話していたことで、いろんな人たちの前で演奏したいというのがあります。自分たちで演奏場所も色々リサーチして、コンテストだったり、ストリートライブだったり、今度出る渋谷公会堂のチャリティーコンサートだったり、探せばいろんなところがあるし、いろんな人たちが聞いてくれると思うので、「曲を作っていろんなところで演奏して、いろんな人たちに長く聞いてもらいたい。」というのが抱負です。

(カーメンユースケ)今ウランバナがやっている音楽っていうのは、今のところオンリーワンじゃないかなと思っていて、面白い音楽をやっていると思うので、それをできるだけ多くの人に聞いてもらえるように、これからも色々試したり、チャレンジしていきたいと思っています。

(’極実)コピーバンド出てほしいよね。私たちの!

(カーメンユースケ)あはは!(笑)そうですね。

(’極実)模倣されたいです!充分オリジナリティはあると自負してるんですけど、例えば自分の歌い方を真似する人とかが出てきて欲しいなと思います。それがオンリーワン!かな?(笑)

Clipsライター
インタビューを終えて
話を伺ってみると、パワフルなライブ演奏の時と印象が違うお二人。口調はとても優しく、静かでまじめな雰囲気を感じる。お互いにウランバナとして、やりたい音楽への情熱に溢れていて、ただ漠然と好きな音楽を続けているのではなく、きちんと目標設定をしながらライブやCD制作を企画している様子を知ると、彼らと一緒に音楽を作ってみたいと思う人が現れるような気がする。これからも新しい曲を沢山の人々に届けられるよう、CLIPsでも応援していきます!